「松栢」の由来
歳寒始知松栢操
深々と積る雪の冬に地味にして
一片の華やかさも無く送っている
松栢の緑は
年中変わり無き節操を保っている
この文言は私たちの師である松栢会の創設者三上照夫先生がご自身の活動母体を立ち上げられる時に三上先生の師匠である今津洪嶽老師から授かった文言です。
この文言をもとに会の名称を「松栢会」とされました。
その後ご自身の学術体系をに基づき日本が日本らしい国になるよう誠心誠意活動されました。
法燈国師の法語より
法燈国師の法語にして、春爛漫と咲き乱れる四月の頃、花よ蝶よと乱舞する花見の桜と事変り、落葉の秋を告げ、深々と積る雪の冬に、地味にして一片の華やかさも無く送っている松栢の緑は、年中変わり無きその節操を保っている。
冬の雪の下に始めて人々に知られるが如く、民族の危機に対し、地味ではあるが真実の学識諸士のご協力を得て、日本独自の文化を樹立せむとするものである。
伝統と歴史のもとに、二千有余年の我等の祖先が民族共同社会として運命を同じうし、血と涙と汗の染み入る山河大地を、再び原水爆の泥土と葬らむとされている今日、止むに止まれず、日本民族独自の生活様式と独自の精神を確立せしむる宗教を始め、政治、経済、法律、思想の研究成果を世に問わむとするものである。
法燈・・・宗派を代表するような高僧。
国師・・・高僧に対し、国の師として朝廷から贈られる称号。
行動規範
「和」「異なりを認めて一つを自覚する」(*1)
各々が上下本末(らしさ)を自覚し時処位に即して全力を尽くすことが、個人の自由と社会の秩序(正義)の成立、善悪の基準である。(時処位相応の行為)(*2)
仕事を通じて社会に貢献しているところに喜びがあり生存の理由がある事を自覚すべきである。
仕事は天業、天命。
手抜きなく全力投球できたか。
(*1)
「和」とは「異なりを認めて一つを自覚する」事である
一つの目的・目標に向かって、お互いがそれぞれの役割を注ぎ合い、協力し合って、一つの事を成していくことです。
(*2)
時処位相応の行為=神通=天命を果たす
人は皆この世に役割を持って生まれます。その役割を果たすために一番相応しい叡智を躍動させることです。
すなわち、時と処と位に最も相応しい、因縁を果たしていく最善の道。知恵をもって果たす者、汗を掻いて果たす者、物によって果たす者というように出来得る限りの範囲によって果たすことです。
法人概要
名称 | 一般社団法人日本松栢会 |
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所在地 | 〒760-0007 香川県高松市中央町14-16 |
設立 | 平成6年5月1日 一般社団法人化:令和4年1月14日 |
法的根拠 | 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 |
代表理事 | 河野洋一 |
理事 | 藤田誠司 植松隆男 熊野泰裕 荒井和也 天野進一 武田大資 富家嘉顕 森安昭斗 |
監事 | 富家輝直 古屋祐 |